定食の店　沢庵

お墓参り

(2012年08月15日)

お盆なので人並みのことをしなくては・・・
１３日はまず　普段手薄になっている部屋の掃除に始まり　仏壇・神棚の掃除や花や榊の飾り付け　
夜から１４日にかけてお盆の精進料理（お煮しめ・あん団子・そうめん・呉汁）を作り
１５日は　先祖の墓参り　普段疎遠になっている親戚回り
まことに忙しいお盆休みの３日間でした。

さて　明日からは　またいつものように沢庵の仕事が待っているわけですが・・・
早速　本日（1５日）沢庵に出かけ　明日からの準備をあらかじめ済ませてきました。
食べ物屋は間に休みが入るととても大変です。
休み前の片付け、休み明けの品ぞろえや仕込みの準備とそれはそれは・・・

久しぶりに田舎の墓参り・・・お盆とあって　集落（１００件余り）の納骨堂の前に
「今年　初盆を迎えて方」の名前が張り出されていたのですが
そこには　１１名の方の名前が・・・
子供のころ　おじさん、おばさんと声かけていた懐かしい人ばかり
みなさん　８０歳から９０歳の方たちばかりで　１００件ばかりの集落が　いかに高齢者ばかりか思い知らされました。
墓参りに来られる方々も高齢者の方々ばかり・・・この集落はやがてどうなっていくのだろう
つい　考え込んでしまいました。

ところが　この高齢な方々がそれはそれはお元気で
「あんたが来たとき　あげようと思って　味噌を作ってあっが　持って行かんね」
納屋の大きな冷凍庫の中から１０キログラムはあろうかと思われる味噌の入った袋を取り出してくれた。
このおばさん・・・「８５歳になったとよ」とのこと
「花やら　ナスやら　ニガゴイやら　何でん　持って行かんね」・・・全部自分で作っているとのこと

別の親戚では
「うめぼしを持って行かんね　スイカも持って行かんね」
ここのおじさん７５歳になったという
手間暇惜しまず　すべての物が手作りで　それをこともなげなく手渡してくれるなんて　どんなにありがたいことか。

来てよかった・・・と思わせてくれた故郷の温かい人々とのふれあいの　お盆の墓参りでした。。。。